施術別

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは皮膚の表面にサリチル酸やグリコール酸などの弱酸を塗布し、古い角質や毛穴に詰まった老廃物を除去し、皮膚の再生を促進する治療法です。ピーリングを行うことにより、紫外線や乾燥、ストレス、加齢などの要因で乱れてしまったお肌のターンオーバー（新陳代謝）のリズムを整えることが期待できます。ターンオーバーが整えられると、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどといった、お肌の弾力を保つ成分が生成されやすくなり、にきび跡の凹凸、色素沈着などが改善されるようになります。新しい皮膚の再生が促され、古い角質がなくなることで、くすみが改善され透明感のある肌へ導きます。

マヌカピール

マヌカピールは、使用する薬剤に「サリチル酸マクロゴール」「グリコール酸」「乳酸」に加え、はちみつである「マヌカハニー」の4種類の製剤がミックスされたピーリングです。マヌカハニーは、ニュージーランドに生息するマヌカの木の花から採取したはちみつで、強い殺菌・抗菌作用を持っているメチルグリオキサールという成分を含有しています。
天然成分で刺激は少なく、海外では医療現場でも評価され、使用されています。
ミックスピールマヌカは、各酸の特徴を活かして即効性にキメを整えてツヤを与え、ざらつきを改善し滑らかにするピーリング剤に、マヌカハニーを配合することにより、殺菌作用と保湿作用がプラスされ、肌環境を整えることに優れたピーリング剤です。
今までのケミカルピーリングで乾燥しやすかった方にもおすすめです。

乳酸

セラミドを増生する保湿効果

グリコール酸

アクネ桿菌抑制作用および関連するバクテリアの増殖抑制作用。

サリチル酸

角質を軟化、溶解させることで乳酸・グリコール酸の浸透を助ける。

マッサージピール

マッサージピールは、別名コラーゲンピールとも呼ばれるもので、専用のピーリング薬剤を皮膚に塗布しながらマッサージを行っていくものです。基本的には皮膚を剥離することなく、コラーゲンピールの成分を、肌の土台である真皮層にまで届け、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出す線維芽細胞を活性化します。それにより新しくコラーゲン線維の形成を促し、コラーゲンの産生によって肌を内側から引き締め、肌のハリや弾力をもたらしていくことで、たるみやシワを改善していく施術です。

専用のピーリング薬剤の主成分は、真皮層にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの増生を促す「トリクロロ酢酸（TCA）」、コラーゲンの産生を促すと同時に、トリクロロ酢酸による炎症作用を抑制する「過酸化水素」、メラニンの生成を抑制し、シミやくすみを改善する「コウジ酸」の3つです。

イオン導入
（高濃度VC/
トラネキサム酸導入）

イオン導入とは、皮膚に微弱な電流を流すことにより、イオン化した水溶液中の有効成分を、バリアゾーンを通り越して、よりお肌の深部まで浸透させる施術です。
当院では高濃度ビタミンCとトラネキサム酸の導入を行っています。
高濃度ビタミンCにはメラニンの生成を抑える効果があり、色素沈着の軽減、美白効果が期待できます。
また、コラーゲン生成、皮脂分泌や炎症を抑える作用もあるなど、にきびやにきび跡の改善効果、美肌効果が期待できます。
トラネキサム酸はにきびや肌荒れを抑える抗炎症効果や、色素沈着を防ぐ美白効果が期待できる成分です。また、シミや肝斑の予防効果もあるとされています。
ピーリングやフォトフェイシャルなどと同日に施術するとさらに効果が高まります。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、特殊な電流を用いて皮膚のバリア機能に隙間をあけ、肌の奥まで美容成分を浸透させる施術です。一般的なイオン導入では難しかった、高分子の美容成分やイオン化されていない成分（コラーゲンやヒアルロン酸）を真皮層まで振動させることが可能になりました。
その浸透力はイオン導入の20倍ともいわれており、導入する美容成分によってさまざまな効果が期待できます。

フォトフェイシャル　
ステラM22

フォトフェイシャルは、IPL（Intense Pulsed Light）というカメラのフラッシュのような光を照射することにより、ヘモグロビンやメラニンなどの色素に反応し、シミや赤ら顔など様々なスキントラブルを改善する治療法です。また、皮膚の新陳代謝（ターンオーバー）、コラーゲンの産出を促す効果も期待でき、にきびやにきび痕の改善、肌の質感の改善にも有効です。肌へのダメージやダウンタイムを最小限におさえて治療することが可能なため、日常生活に支障なく治療を受けたい方にも大変人気の施術です。

当院では、厚生労働省承認のルミナス社の最新機種「フォトフェイシャル　ステラＭ22」を導入しています。ステラＭ22には複数の波長フィルターが搭載されており、おひとりおひとりのお悩みにあわせた、幅広い肌トラブルへのアプローチが可能です。

シミ取りレーザー

目立つシミをピンポイントで取る場合、高い効果を感じやすいのが、シミ取りレーザーによる治療です。現在、シミ取りレーザーの主流とされているのが「Qスイッチレーザー」です。Qスイッチレーザーは、10億分の1秒にあたるナノ秒でレーザーを照射し、その熱でメラニン色素を破壊、体外に排出させ、シミを薄くしていきます。レーザーの光は青や茶色など特定の色素だけに反応して熱に変わり、色素を破壊するため、周辺の皮膚など、ほかの組織を傷つけることはほぼありません。

レーザートーニング

レーザートーニングは、肌にやさしいパワーで広範囲にレーザーを当て、メラノサイトに余計な刺激を与えることなく、メラノソーム内に蓄積したメラニンを少しずつ減らしていきます。
また、レーザートーニングで用いる波長1064nmは皮膚への深達度が高く、メラニンが蓄積されている深い層まで効果的にレーザーエネルギーを届けることができるのもポイントです。

肝斑の内服薬やピーリング、エレクトロポレーションなどの施術を併用されると、より効果を実感していただけます。

ボライト

ボライト（ジュビダームビスタ®︎ボライトXC）は、2020年12月に厚生労働省より承認を取得した、安全性と効果が認められた新しいヒアルロン酸製剤です。このボライトは、従来のヒアルロン製剤と異なり、低分子と高分子のヒアルロン酸を組み合わせた架橋型のヒアルロン酸で、柔らかい製剤であり、気になる部分に注射することにより、ゆっくりと皮膚に吸収されて、長期間（最大9ヶ月）にわたって効果を発揮します。

これまでのヒアルロン酸は、ほうれい線などのたるみを改善する効果が主でしたが、ボライトは肌質改善を目指した新しいタイプのもので、皮膚の保湿性や弾力性を高め、皮膚表面の細かなシワを伸ばして、滑らかでハリをもたらすなどの美肌効果が期待できます。細かいちりめんジワや首の小ジワが気になる、肌にハリがない、肌荒れしやすい、乾燥肌が気になる、効果が長く続く治療がしたい、といった方にお勧めの施術です。

ボトックス

ボトックスは、ボツリヌストキシンと呼ばれるたんぱく質を使用した薬剤を、改善したい部位（表情ジワの改善では、額のシワや眉間の縦ジワ、目じりのシワ、顎のシワ など）に注射する施術です。ボツリヌストキシンは、ボツリヌス菌の出す毒素を分解し、精製して作られたもので、神経の伝達物質の放出を抑制し、筋肉の収縮を一時的に抑制する効果があります。それにより、筋肉がリラックスし、筋肉の動きが和らぐことで、肌にかかるストレスが軽減され、シワの形成が軽減されます。また、食いしばりなどで頭痛が続く、エラが張っている、ワキの多汗症などのお悩みに対してもおすすめです。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、ほくろやいぼを除去する方法として代表的なものの一つです。
炭酸ガスレーザーは水分を含むものに吸収される性質をもっています。
ほくろやイボに照射すると、その細胞に含まれている水分に吸収されて熱エネルギーに変換され、組織を瞬時に蒸散させます。
皮膚の深部の組織や周りの皮膚に余計なダメージを与えず、メスで切開する方法に比べ傷跡も残りにくい傾向にあります。
熱凝固作用により出血もほとんどなく、短時間で治療できるのが特徴です。

薄毛治療

男性薄毛

フィナステリド

フィナステリドは、男性型脱毛症（AGA/ Androgenetic Alopecia）の治療薬です。AGAの原因となっているのが、毛細胞の分裂を抑制してしまう「ジヒドロテストステロン」という男性ホルモンです。このホルモンは、やはり男性ホルモンのテストステロンが、「5αリダクターゼ(還元酵素)」により変換されたものです。この還元酵素はとくに前頭部と頭頂部の細胞に多く存在しているため、男性型脱毛症は、この部位から薄毛が始まります。

フィナステリドは、この5αリダクターゼによるジヒドロテストステロンへの変換を抑制することで、脱毛の進行を抑える薬剤です。「5αリダクターゼ」にはⅠ型とⅡ型がありますが、このうちⅡ型のみを阻害します。

デュタステリド

デュタステリド錠はフィナステリドと同様に、「5αリダクターゼ(還元酵素)」に働きかける男性型脱毛症（AGA/ Androgenetic Alopecia）の治療薬です。ただしデュタステリドの場合は、Ⅰ型とⅡ型両方の「5αリダクターゼ」に対する作用があり、フィナステリドに比較し、約1.6倍の発毛効果があったと報告されています。

フィナステリド/デュタステリドの内服治療について

回数	1日1回１錠
期間	効果は、早い人で約3ヶ月、一般的には6ヶ月程度で実感できるとされています。
副作用	初期の脱毛や勃起機能不全 リビドー（性欲）減退 射精障害 精液量減少 下痢、胃不快感 肝機能障害 うつ症状　など
注意	以下の項目に該当する方は服用できません。 主成分がフィナステリド、デュタステリド、及びほかの5α還元酵素阻害薬に対し過敏症（アレルギー）の既往歴のある方 女性(とくに妊婦、産婦、授乳婦等) の方 小児

費用（税込）

フィナステリド　1.0㎎　28錠	6,600円
デュタステリド　0.5㎎　30錠	7,700円
血液検査	5,500円